2007年11月27日

11/27-4 帰港、WCTCを冷やかし、九州居酒屋で火鍋

船酔い、帰港
16:05にタートル・コーブを出発、途中ガルメアウス島で体験ダイビング組をピックアップし、
ショップに戻ったのは16:50でした。
ランチのミート・ボールかゆで卵が胃にもたれたのか、
滅多に船酔いしないオトさんとアケちゃん(嫁)が調子を崩してしまいました。

船足が速いと、風波がちょっと立っただけでボートが大きく跳ねるので、
下から突き上げられる揺れがいけなかったようです。

帰りのボート上で、ガイドのサトシくんからまた飲み会のお誘いを受けました。
WCTCの裏にある九州居酒屋が今夜の会場との事。
歩いていける距離なので、ピックアップを断り現地で落ち合うことにしました。

WCTC
AQUA MAGICのクルマでホテルまで送ってもらい、17:35から19:00まで部屋で過ごしました。

待ち合わせの30分前にホテルを出て、WCTC(Western Caroline Trading Co.)の1階にある
スーパーマーケットを冷やかすことにしました。

WCTCに向けて歩いていると、1軒手前にHANPA MARTがあるのを見つけました。
パラオ初日の晩に見つけられなかったのが不思議です。
韓国系のお店のようで、韓国語のパッケージの食材が目立ちます。
来店客も韓国人が過半を占めているようでした。

WCTCは、恐らくコロール島でいちばん大きな
ショッピング・センターです。

1階には、スーパーマーケット、ドラッグストア、DPE、
パン屋、スポーツショップがあり、
2階にはデパートがはいっています。

スーパーは、向かいのスランゲルと比べると
高級品が多い印象です。
特に菓子類と缶詰の品揃えが豊富です。
肉や野菜、日用品は日本よりずっと安い価格でした。

仕切られた一角にアルコール売り場があり、ビール、スピリッツ、ウィスキーが揃っています。

九州居酒屋で火鍋パーティー
約束の19:30になったので店の前で待っていると、サトシくんが運転するバンに
ゲストが6人乗ってやってきました。

昨夜行ったSAKURAと同じような居酒屋と思いきや、
日本語が上手な中国人の店主が経営する店でした。

南国らしいコンクリートむきだしの壁に提灯がぶら下がり、
どこか殺風景な内装と調度ですが、
名物の鍋はなかなかいけます。

とくに、ピーナツ・ソースをたっぷり入れると、
辛さがマイルドになり、意外な旨さです。

店主が空心菜をはじめとした具材を次々足してくれるので、
ついお腹いっぱいになってしまいます。

この日はレッド・ルースター(RED ROOSTER)という地元の生ビールを何杯もおかわりしました。

21:15にお開きになり、割り勘で1人US$27でした。
帰りにWCTCでアサヒスーパードライ(US1$)を買い込み、
VIPホテルまで歩いて帰りました。

ビールを飲みながらテレビを見ていたら遅くなってしまい、寝たのは23:15でした。

11/27-3 オモカン島でランチ、3本目(#9)タートル・コーブ

  • 各ポイントの水中マップをクリックすると、別窓で拡大表示されます。
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オモカン島でランチ
ブルーコーナーから約10分、ジャーマン・チャネルの北西に
あるオモカン島でランチです。

干潮時には真っ白な砂洲が長く伸びるビューポイントで、
別名ロングビーチと呼ばれています。
オプショナル・ツアーでも必ず立ち寄る場所です。

写真では砂は白くありませんが、日差しがでてくると
白く輝いて見えます。

わたしたちが上陸したときは、
ツアー客も、他のダイビングサービスも来ておらず、島は貸し切り状態でした。

ランチ弁当のおかずはミートボール、魚フライ、
きゅうりのサラダ、ゆで卵、ブドウでした。

ゆで卵がゴロンとはいっているのには
笑ってしまいました。

13:30に上陸してからちょうど1時間休憩をとり、
14:30にタートル・コーブに向けて出発しました。



11/27 3本目(DIVE#9) タートル・コーブ TURTLE COVE
Google Map

ジャーマン・チャネルから外洋にでる海峡を挟んで
ブルー・コーナーとは反対の東南側のリーフに
タートル・コーブがあります。

このリーフは、カープ・アイランドと連なっています。

ドロップ・オフのレッジから10mほど行ったリーフに
幅3m、長さ10mほどのたて穴が水深-17mまで
のびています。

リーフにあいた穴は狭いのですが、
深くなるにつれて広がっていきます。

中の透明度はさすがにいまひとつで、
ワイド気味の写真を撮ると、ストロボ光で
浮遊物が写り込んでしまいます。

ソフト・コーラル類が壁や天井にたくさんぶら下がっていて
ライトをあてると、淡い黄色やブルーが
鮮やかに浮かび上がります。


水深-10mあたりの小さな棚には、
ウコンハネガイがいます。

洞窟など暗い岩の隙間に生息する貝で、
赤い外套膜と触手が不気味ですが、
触手のつけ根(外套膜の端)が青白く光るので
イナズマ貝とも呼ばれています。

ドロップ・オフにつながる横穴を抜け、
リーフを右に見ながら移動しました。

カレントはありません。

リーフはゆるやかに右に回りこんでいて、
途中、ところどころに棚があります。

そのうちの一箇所で、ニチリンダテハゼ
ベンテンコモンエビの共生が見られます。

ニチリンダテハゼは、第1背ビレの模様が特徴で、
ほかのダテハゼと容易に見分けがつけられます。

シャッターチャンスを狙ったのですが、エビと一緒のところも
背ビレを広げたところも捉えることができませんでした。

そのほか、フチドリハナダイキャンディケインドワーフゴビーなど、
マクロ系のリーフ・フィッシュをいくつか見せてもらいました。

DATA:
潜降開始:14:55、浮上完了:15:47
最大深度:-19m、平均深度:-12m、透明度:8-12m、水温:29℃
天候:くもり、風向:南西、波高:1.5m、カレント:なし
月齢:17.2(居待月)(中潮)、満潮:09:27(6.0) 20:39(6.9)、干潮:03:01(-0.1) 15:00(3.1)

11/27-2 1本目(#7)ジャーマンチャネル、2本目(#8)ブルーコーナー

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11/27 1本目(dive#7) ジャーマン・チャネル GERMAN CHANNEL
ボートはまず初日ランチで上陸したガルメアウス島に立ち寄りました。
ここで体験ダイビング組が、ガイドのリエちゃんと下船しました。
ダイバー組とは別にランチをとるようで、人数分のランチとミネラル・ウオーターも
降ろしていました。

体験組を降ろしてボートが再出発して間もなく、ガイドのサトシくんから
1本目のポイントはジャーマン・チャネル、2本目はブルー・コーナーと発表がありました。
昨日のリベンジのリクエストがあったのと、初日組からブルー・コーナーのリクエストが
あったようです。

ジャーマン・チャネルは、ダイビングポイントの名前として
使われていますが、
本来は浅いリーフに作られた人工の細い水路の名前です。

Google Map

観光客向けのオプショナル・ツアーのうち、
サウスロックアイランド・ツアーで
カープ・アイランドやロングビーチと共に訪れる
名勝のひとつです。(インパックツアーズ主催で
US$125+パーミッションUS$25)

サトシくんチームは、オトさん、アケちゃん(嫁)、
ゆうべ誕生日を祝ってもらったまりこちゃんの3人です。
まりこちゃんは、サトシくんのガイドだとマンタがでない
と言って、マクロ探し宣言をしていました。

昨日と同じく、ブイに船をもやい、ボートの下で集合しました。
水深はやや浅く-9mです。

クリーニングステーションまでのルートは
昨日とほぼ同じです。



昨日より透明度が良かったので
クリーニングステーションに向かう途中の砂地で
ガーデンイールをゆっくり観察することができました。








クリーニングステーション手前のサンゴにいる
マダラタルミの幼魚。

昨日も同じところにいました。

ここでしばらくマンタを待ちましたが、
どうやら連休のようで、ご登場願えませんでした。

グレイリーフ・シャークが水面近くを泳ぎまわっています。
サメを真下から眺めることって滅多にないので、
なんだか奇妙な感じでした。
まりこちゃんを見ると、中層を見ようともせず
サンゴを覗き込んだり、ウロウロ動き回ったり、宣言どおりマクロ系に徹しているようです。
オトさんは、まりこちゃんの潜り方がすっかり気に入ってしまいました。

コガネキュウセン

結局マンタはあきらめ、砂地中心に移動しました。

フォトジェニックな魚も結構いたのですが、
オトさんの腕が悪くて、まともに撮れたものが
あまりありません。




ヒメダテハゼ
テッポウエビと共生するハゼです。
伊豆にいるダテハゼより色が薄く、
目の上にアイラインが2本あるのが特徴です。

クリーニング・ステーションを離れて南に向かい、
向こう岸の斜面の手前で反時計回りに折り返して
クリーニング・ステーションに戻り、
反対側のガレ場に向かいました。

昨日に比べると中層の魚影が薄く、
遭遇したのはユメウメイロの群れぐらいで、ギンガメアジには出会えませんでした。
ギンガメアジは上げ潮の時にしか見られないということです。

カレントはきのうより穏やかで、下げ方向でした。

DATA:
潜降開始:10:06、浮上完了:10:59
最大深度:-19m、平均深度:-15m、透明度:12m、水温:29℃
天候:くもり、風向:南西、波高:1m、カレント:穏(E→W)
月齢:17.2(居待月)(中潮)、満潮:09:27(6.0) 20:39(6.9)、干潮:03:01(-0.1) 15:00(3.1)

水面休息
全員がエキジットすると、ボートは外洋に向けて移動しました。
外洋の手前のリーフにボートを止めて、そこで休憩です。
ビッグ・ドロップオフに続くリーフで、サンゴがよく発達しています。
ここでしばらくスノーケリングを楽しみました。
30分ほどの休息のあと、11:50にブルー・コーナーに向けて移動を開始しました。

11/27 2本目(dive#8) ブルー・コーナー BLUE CORNER
Google Map

きのうよりうねりが強くなり、
リーフでブレークする波が大きくなっています。

初日組のことを考慮してだと思いますが、
この日は北側(上げ潮用)のブイにロープをもやい、
リーフの上で集合しました。

潜降すると、すぐにナポレオンが寄ってきて
ダイバーの周囲をウロウロついてきます。

透明度は18mぐらいでしょうか?
昨日の2本目(dive#5)より幾分悪い気がします。
カレントはほんのわずかで、アゲインスト気味でしたが気になるほどではありません。

ドロップ・オフへは降りず、棚に沿って移動します。
水中に半島状に突き出たリーフを横切るように水路があり、
その水路にはいりました。

水路にはいって間もなく、
休んでいるアオウミガメに出会いました。

しばらく観察していたら、カメはゆっくり沖にむかって
泳いでいってしまいました。

流れに逆らいながら水路をさらに奥に進んでいくと、
大きなグレイリーフ・シャークに遭遇。

そのまま進み、反対側のドロップ・オフにたどりつくと、
目の前をカスミアジの群れが横切っていきます。

その中に何匹かロウニンアジが混ざっていました。

ロウニンアジは、どこの海で見ても、
他の魚の群れに混じって、単独で行動しています。
ギンガメアジやカスミアジと一緒にいることが
多いようですね。


棚を右に見ながらコーナーの先端方向に移動していくと、
沖側にギンガメアジの大群がやってきました。

続けて、クマザサハナムロウメイロモドキ
通り抜けていきます。

コーナー先端付近には、ヨスジフエダイがついている
サンゴがありました。

先端にたどり着いてから、沖に向けてゆっくり浮上し、
安全停止のあとエキジットしました。

カレントがない時ならではのコース取りだったね、と後でガイドのサトシくんに聞くと、
ここまで続けてカレントがないブルー・コーナーは珍しい、との返事でした。

一度はブルー・コーナーのカレントを体験してみたいオトさんとしては、不満が残ります。

DATA:
潜降開始:12:09、浮上完了:13:02
最大深度:-19m、平均深度:-13m、透明度:18m、水温:29℃
天候:くもりのち晴れ、風向:南西、波高:3m、カレント:穏(E→W)
月齢:17.2(居待月)(中潮)、満潮:09:27(6.0) 20:39(6.9)、干潮:03:01(-0.1) 15:00(3.1)

11/27-1 起床からショップ到着まで

起床、朝食、迎車
目が覚めたのは6:15です。年寄りは朝が早いんです。
カーテンを開けて、となりの消防署に掲揚されているパラオの国旗がなびく方向で風向きを
チェックして、雲行きを確かめるのが日課になってきました。
きのうに引き続き、雲が厚くたれこめています。

シャワーを浴び、廊下のサーバーでコーヒーを淹れ、
それから朝食にしました。

スーパーで仕入れたクッキーとスライス・チーズ、パンだけの
シンプルな朝食です。

クラッカー2枚にチーズを挟めば、けっこうお腹がふくれます。
この消費ペースなら、滞在中ずっとこの食事になりそうです。



NHKの朝のニュースでは、大相撲の朝青龍問題を
とりあげていました。

出場停止だった朝青龍が復帰してくることについて、
連続優勝をめざす白鳳のコメントが
取り上げられていました。

日本語放送なので、
なんだか、外国にいる気がしません。

やることがないので7:50にはロビーに下り、
迎えの車を待つことにしました。

外の駐車場には今朝は3頭しか猫がいません。
みんな好き勝手な場所でゴロゴロしています。

8時をまわったところで迎えがやってきました。
今朝もわたしたち2人だけを乗せ、寄り道なしでショップに直行です。

8:20に到着してみると、新しい顔ぶれが増えています。
体験ダイビング2名とダイバー2名のグループ、カップル2組の8名が初顔合わせでした。

申込手続きやレンタル器材のサイズ合わせに手間取ったのか、
ボートが出航したのは、8:50をまわっていました。