2007年11月29日

11/29-4 観光ツアー情報収集、「夢」で宴会

帰港、最終日のオプショナル・ツアーの情報収集
15:45頃ポイントを去り、ショップに戻ったのは16:15でした。
ショップで、ガイドのサトシくんに最終日のオプショナル・ツアーについて相談しました。

帰国便は、12月1日の深夜(日付は12月2日)のフライトなので、
24時間あけるとすると12月1日午前1時以降は潜れません。

ミルキー・ウェイジェリーフィッシュ・レイクのツアーは、ガルメアウス島などのスノーケリングを
含んだ1日ツアーや、半日ツアーもあるそうですが、あまり食指が動きませんでした。

ドルフィンズ・パシフィックというイルカ研究施設で、イルカと泳ぐというのが面白そうでしたが、
1人US$100と聞いて引いてしまいました。

ジェティーでエントリーしてハウスリーフを無制限ダイブするという選択肢も加え、
明日結論を出すことにしました。

30分ほどショップに残り、17:00前にVIPホテルまで送ってもらいました。

車中で、AQUA MAGICの日本人スタッフの暮らしについて教えてもらいました。
今パラオにいるJINさん、サトシくん、リエちゃん、RYOKOちゃんの
4名(残りはバカンスで日本に帰国中)のうち、
JINさんはアパートを借りているそうですが、他の3人は道を渡ったところにある
寮として使っているアパートに一緒に住んでいるそうです。
2ベッドルーム+リビングで広さは充分とか。

そんな話をしているうちに、車はホテルに着きました。

ウエストプラザ・デセケル1Fのスーパーを偵察
会食の会場は、
ウエストプラザ・デセケルの並びにあるという焼き鳥屋さんです。

集合は19:00だったので、少し早めに出てデセケル1階のデセケル・マーケット
のぞいてから向かうことにしました。
泊まっているVIPホテルからウエストプラザ・デセケルまでは歩いて5分ほどです。
スーパーは思いのほか広く、パラオホテル1階のASANUMAより品揃えも豊富でした。

夜遅くまでやっているようなので、帰りにビールを調達することにして、
その場では何も買わず、に向かいました。

焼き鳥、刺身、空心菜炒め、まるで日本の居酒屋「夢」
行ってみると、ほとんどのメンバーが揃っていました。

入口を入って左側に畳敷きの
小上がりがあります。

テーブル席は間隔が広く取られているので、
ちょっとガランとした印象があります。

向かって右側には、仕切のある半個室席も
用意されています。
正面奥はカウンター、その後ろが調理場のようです。

BGMは宇多田ヒカルでした。

店主は日本人で、開店間もないという話でした。
焼き鳥を食べられる店が他にないので、
各ダイビング・サービスの日本人スタッフ達に
人気の店だそうです。

この日は、何人かが帰国前だったので、
日本人スタッフ4名が全員参加しています。
ゲストは9名、総勢13名で今回いちばん多い人数になりました。


最後の1人が揃うのを待って、乾杯。
みんな腹をすかせているので、皿がどんどん空いていきます。

刺身は、シャコ貝、マグロ、白身2種の盛り合わせ。
ほかに、カンクーン(空心菜炒め)、パパイヤサラダ。
焼き鳥は、
牛串、豚串、鶏モモ、鶏胸肉、皮、つくね、おろし和え
の7種。




頼んだお酒は、レッド・ルースター(地元ブランド)の
生ビール、Miller Lite(缶)のほか、
サワー類もありました。

食べ足りないので、追加のカツ丼と焼きおにぎりで
締め、2時間あまりの会食はお開きに。

飲んで食べて1人US$35の精算でした。
日本で考えれば大衆居酒屋並みの金額です。

パラオの物価は、スーパーマーケットで見る限り、
ビールを除いて日本とあまり変わらない印象です。

帰りにデセケル・マーケットで買い物。ここはWCTC系列?
スタッフの車に分乗して(飲酒運転!)滞在している各ホテルまで送ってもらう
他のゲストを見送り、わたしたちは当初の予定通りデセケル・マーケットに寄りました。

ビール(サン・ミゲル)6缶パックと、酔い覚ましのアイスクリームのほか
日本へのおみやげ用にアニメキャラクター(スポンジ・ボブ、ガーフィールド)のついた
バンドエイドを大人買いしました。

あとでレシートを見て気づいたのですが、
このスーパー・マーケットは、コロール島内で一番大きなショッピングセンターを
経営しているWCTCの系列でした。

コロール島周辺には、ウエストプラザと名のつくホテルが5軒ありますが、
どうやら、このホテル・チェーンもWCTC傘下のようです。

20分ほどで買い物を済ませ、ホテルに戻ったのは22:00前後でした。
シャワーを浴び、日記をつけ、23:00に就寝しました。

11/29-3 ランチ、3本目(#15)ゲロンインサイド

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バブロメカン島でランチ


ブルー・コーナーを13:05に離れ、10分ほど移動してランチのために島に上陸しました。
BABLOMEKANGと書かれた札が立っています。

ロング・ビーチで有名なオモカン島のそばのようですが、
正確な位置は(調べたのですが)わかりません。

Cカード取りたての彼は気分がすぐれないとかで、ランチをパスして
ずっと横になっていました。


この日のおかずは
酢豚風野菜炒め、ソーキ風スペアリブの揚げ物、
ひき肉とキュウリのあんかけ炒め、ソーセージ、スパム、
小さなパウンド・ケーキ
でした。

毎日違うおかずなんですが、
調理法と味付けがいつも一緒なので、そろそろ飽きてきます。

こんな時、持ってきたふりかけや梅干が活躍します。

この日はショップに戻らず、3本とも外洋のポイントなので昼休みも少し長めで、
ゲロン・インサイドに向けて出発したのは、14:15でした。

11/29 3本目(dive#15)ゲロン・インサイド NGERCHONG INSIDE
Google Map

14:30にポイント到着、簡単なブリーフィングのあと
すぐにエントリーしました。
前回より透明度がよく、水面から砂地の海底が見渡せます。

前回たどったルートと似たコース取りでしたが、
潮が引いていたので、エダサンゴが群生しているリーフ浅場は
深度がとれず、主に砂地中心に潜りました。

コモンシロサンゴの斜面で見られるというコブシメは、
いませんでした。

この日見たのは、カブラヤスズメダイサザナミフグミカヅキコモンエビスカシテンジクダイ
ノコギリダイホソフエダイなどでした。

DATA:
潜降開始:14:43、浮上完了:15:35
最大深度:-17m、平均深度:-8m、透明度:12m、水温:29℃
天候:晴れ時々曇り、風向:南西、波高:0.5m、カレント:穏(NE→SW)
月齢:19.2(更待月)(中潮)、満潮:11:06(5.5) 22:14(6.2)、干潮:04:38(0.8) 16:40(3.5)

11/29-2 1本目(#13)ビッグドロップオフ、2本目(#14)ブルーコーナー

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11/29 1本目(dive#13)ビッグ・ドロップオフ BIG DROP-OFF
Google Map

ビッグ・ドロップオフは、ジャーマン・チャネルを越えて
外洋へ出る少し手前のチャネル北側のポイントです。

その名の通りドロップオフです。
第2次大戦中、米軍が大型船を係留していたのが
名前の由来だそうで、
当時の名残りの鎖と鉄球が
ドロップオフに垂れ下がっています。

ゲストが少ないので、ガイド1名にゲスト3名で潜ります。
わたしたちのチームのあとにエントリーしたチームに、
Cカード取得後初ダイブの人がいて、潜降中にパニックを起こしてしまいました。

ボート上でなんとなく気になっていたので、潜降直後から様子を見ていたのですが、
マスクが顔にフィットしていないのか、ひっきりなしにマスククリアをしています。
完全にオーバーウエイトなので、墜落していくところをガイドがつかまえて対応し、
何とか落ち着きを取り戻させ、アシスタントがつきっきりで移動を開始しました。

パニックダイバーは何人も見ていますが、爆発的な排気、手足をもがく仕草、
人差し指を神経質に上下させて浮上の合図を示すなど、動作が共通しています。

このポイントはマクロ系が充実していて、-9mと-18mにあるケーブで、
ヤマブキハゼニチリンダテハゼオオテンハナゴイフタイロハナゴイなどが見られます。
他に、エントリー直後にナポレオンクレナイニセスズメアブラヤッコ
終盤近くなってケサガケベラ(yg)キャンディケインドワーフゴビーアカネハナゴイ
スミレナガハナダイなどを見ました。

外洋のポイントに比べるとやや透明度は落ち気味で、この日は18m。
終始ゆるやかな上げ潮に乗るドリフトで、とても楽な1本でした。

DATA:
潜降開始:9:56、浮上完了:10:49
最大深度:-20m、平均深度:-13m、透明度:18m、水温:29℃
天候:晴れ時々曇り、風向:南西、波高:1.5m、カレント:穏(上げ潮)SW→NE
月齢:19.2(更待月)(中潮)、満潮:11:06(5.5) 22:14(6.2)、干潮:04:38(0.8) 16:40(3.5)

水面休息
エキジット後、リーフを少しジャーマン・チャネル側に戻ったところで休憩しました。
スノーケリング・ツアーのボートや、遺骨収集団をのせたボートが来ています。

遺骨収集団のお年寄りたちは、日本酒を海に流したり写真を撮ったりしていました。
われわれはダイビングを楽しみに来ているだけですが、
60数年前はここで苛烈な状況が展開していたことを思い起こさせられました。

ボートを停泊させていた30分、スノーケリングを楽しみました。
ドロップオフではナポレオンを間近で見ることができました。

11:30、次のブルー・コーナーのブリーフィングが始まりました。
オトさんとアケちゃんたちの前日から来ていたゲストの真理子ちゃんが、次のダイブで
150本を迎えるということで、ボート上で記念撮影しました。

外洋はうねりが高いというので、この場で器材を装着し、準備を整えてから
ブルー・コーナーへ向けて移動しました。

11/29 2本目(dive#14)ブルー・コーナー BLUE CORNER
Google Map

フィリピン沖で発生した熱帯低気圧が迷走しているせいで、
外洋はかなり大きなうねりがきています。

リーフではサーファーが喜びそうなチューブができています。

ボートをリーフに近づけられないので、かなり沖合いで
エントリーしました。



リーフから離れているので、水は真っ青に抜けていて、
透明度はたっぷり30mあります。

先ほどの記念撮影で使ったラミネートしてあるプレートを、
ガイドのJINくんが水中まで持ってきていたので、
改めて記念撮影をしました。





いったん、リーフに向かったのですが、途中から沖に
方向転換し、100mほどいったところでバラクーダの群れに
出会いました。

最初真っ直ぐだった群れは、両側からダイバーが囲むと
渦を巻き始めました。

抜けのいい青とバラクーダ・トルネード。
これぞパラオという海です。



リーフに戻ると、ナポレオンロウニンアジ
仲良く並んで泳いでいます。

クマザサハナムロタカサゴなどが目の前を横切り、
オオメカマスの群れが流れに逆らいながら
ゆったりその場に留まっています。





リーフ上の水路に、大きなエイがいました。

ポーキュパイン・レイという名前だそうです。
ポーキュパインは、英語でヤマアラシの意味です。
その名の通り、短いトゲが背中一面に生えていました。

他にも、アオウミガメギンガメアジヨスジフエダイなど
このポイント定番の生物をひととおり見て、

リーフの向こう側まで行って浮上を開始しました。


DATA:
潜降開始:12:05、浮上完了:12:52
最大深度:-18m、平均深度:-14m、透明度:30m、水温:29℃
天候:晴れ時々曇り、風向:南西、波高:3.5m、カレント:穏(NW→SE)
月齢:19.2(更待月)(中潮)、満潮:11:06(5.5) 22:14(6.2)、干潮:04:38(0.8) 16:40(3.5)

11/29-1 朝、出航、水面でマンタ発見

明け方のスコール、起床、朝食
雨音で目が覚めました。午前5:30です。そのまま二度寝して
6:30に起きたときには晴れ渡っていました。風もやんでいます。

シャワーを浴び、部屋でクラッカーとペストリーの朝食をとってから
ログ・ブックと日記をつけ、出納チェックをするのが日課になってしまいました。

8:00前にロビーに下りると、同じビルの地下にある美容室で働く
フィリピン人のおかまちゃん美容師に会いました。
今朝もフロントの女の子とおしゃべりで盛り上がっています。

出航、ボートでポイントに向かう途中でマンタ2枚に遭遇
8:05に迎えのバンが到着、ウエストプラザ・デセケルで他のゲスト1人をピックアップし、
AQUA MAGICには8:20に着きました。
送迎は3台で行っているようですが、わたしたちのバンがいつも最後にショップに到着します。

この日初参加の人が5人すでに来ていました。
そのうち3人は体験ダイビングのようです。

レンタル器材のサイズ合わせを終え、
ボートが港を出たのは8:45でした。

ショップを出たボートは、まず南に針路をとり、
外海に繋がっている細い水路を抜けます。

ここには、大きな船が座礁しないよう
数百メートルおきに標識が立っています。

この水路を抜けると、島にそって南西に向かうのがいつものコースですが、
この日は操縦していたBLANCOが水路を出てしばらくのところで突然ボートの速度をゆるめて、
「マンタ、マンタ!」と叫び出しました。

彼の指差すほうを見ると、確かに2枚のマンタが
ゆうゆうと泳いでいます。

体長はまだ2mぐらいの子マンタでしたが、
ボートのまわりを何度もまわったり、
宙返りを見せてくれたりしました。

ものすごいスピードで走っているボートの上から
見つけるなんて、なんて目がいいんでしょう。

体験ダイバーには、超ラッキーなひとときでした。