2007年11月25日

11/25-4 アフターダイブ、アリランで夕食

帰港、AQUA MAGICで一服、ホテルへ戻る
16:00前にコーラル・ガーデンを発ち、10分ほどでAQUA MAGICに戻ってきました。
メッシュ・バッグに入れた器材はスタッフがボートから上げて
真水でリンスして、保管してくれます。
ウエット・スーツだけ自分で水洗いして、建物脇の干し場にかけておきます。

AQUA MAGICで、手書きの詳細なマップをもらいました。
帰りは、3台のバンに分乗してホテルまで送ってくれます。

VIPホテルに着くと、建物の前で8頭の猫が
エサをもらっていました。
どうやら、ホテルのスタッフが飼っているようです。

まだ生まれて半年たっていないくらいの仔猫が
3頭いて、母猫の乳を飲んでいました。

ホテルの入り口脇には地下に通じる階段があり、
美容室の看板がでています。
ホテルのフロントでおしゃべりしていたフィリピン人の
オカマちゃんは、ここの美容師さんのようです。
後日、AQUA MAGICリエちゃんに聞いたら、美容師さんはオカマが多いということでした。

人口の7割はパラオ人ですが、残りの大半はフィリピン人だそうです。
道路工事など体力を使う仕事やレストラン/スーパーなどで働く人たちは
フィリピン人が多いそうです。

しばらく猫と遊んでいたので、部屋に戻ったのは17:00をまわっていました。
シャワーを浴び、濡れたものを洗濯してバスルームに干してからログをつけ終えると、
18:00近くになっていました。

買い出しと夕食に出かけようということになり、空港でもらった小冊子であたりをつけ、
ハンパマート(HANPA MART)というスーパーと台湾レストランに行くことにしました。

スランゲル・センターとASANUMAで買出し
ルーム・キーを預け、セーフティ・ボックスから財布を出して外出したときには、
外はすっかり暗くなっていました。

メイン・ストリートの交通量はけっこう多く、のろのろとつながっています。
信号がまったくないのですが、譲り合っているので
路地やパーキングから出てくるクルマは、スムーズに合流していました。

ハンパマートを見落としてしまい、その先の向かい側にある
スランゲル・センター(SURANGEL CENTER)の1階にあるスーパーマーケットに行きました。

けっこう大きなスーパーで、品揃えも充実しています。
どちらかといえば、庶民的な品揃えかな?という感じです。

ひととおり店内を見て回り、
マンゴーの粉ジュース、味の素製の野菜炒めの素、ミントの香りのついたティッシュ、
をバラマキ用のおみやげとしてまとめ買いしました。

自分たちの朝食用には、チーズクラッカーとスライス・チーズを調達し、
おつまみ用にピーナツを購入、トータルでUS$15.91でした。

スランゲルにはアルコールが置いてなかったので、今朝行ったASANUMAに寄り、
Miller Liteを6本と、ペストリーを入手しました。
両方でUS$9.70です。

ASANUMAの隣にはウエストプラザ ダウンタウンがあり、同じ建物の一角に
富士レストラン(1F)と台湾レストラン(2F)があります。

目当ての台湾レストランは閉まっていました。
日本食の気分ではなかったので、VIPホテルまで戻って同じ建物内の
アリラン(Arirang Restaurant)
に行くことにしました。

アリランで夕食
部屋に戻って荷物を置いてからアリランに行きました。

階段を昇り、入り口をくぐると韓国人らしきウエイトレスに
いきなり日本人かどうか片言の日本語で聞かれました。

席に通されると日本語のメニューを出してくれたので、
国を聞かれた理由がわかりました。

店内は広く、4人がけのテーブルが20近く並んでいます。
中年の韓国人カップル2組のほか、
老若男女12人ほどの韓国人グループが先客でした。

グループの人たちは食前にお祈りをするし、
マナーも良く、楽しげに会話が弾んでいるのに
中国人グループのような騒々しさは全く
感じませんでした。

あとから、6人連れのアメリカ人グループが来ましたが、
彼らも穏やかに会話を楽しんでいました。

ランチのとき、スランゲル島にスノーケリング・ツアーに
来ていた中国人があまりにも騒々しかったので、
ついつい比較してしまいます。

この店では、焼肉をオーダーすると箸休めがおかわり自由でした。
箸休めは、キムチ、キュウリの塩漬け、キャベツの酢漬け、冬瓜、チヂミの5種類です。

オトさんとアケちゃん(嫁)は、
牛塩焼き、ブルゴギ、ユッケを食べ、ビール(サンミゲル)を5本
飲みました。

写真を撮るのを忘れていたのに気づいたのが食べ終わってから
だったので、食後のテーブルを撮ってきました。

会計はUS$59.85、日本の居酒屋での食事と同じぐらいの金額でした。
パラオでの始めての外食だったので比較はできませんが、
東京だったら同じ値段ならもう少しおいしくないと満足できないな、というレベルです。

大河ドラマ(風林火山)を見てから就寝
満腹で部屋に戻ったのが20:30。
テレビをつけたら、NHK大河ドラマを放映していました。
日本と同じ時間帯です。

ビールを飲み、ピーナツをつまみながらテレビを見ていましたが、
睡魔に襲われてベッドに入ったのは21:20でした。

11/25-3 ランチ、3本目(#03) コーラル・ガーデン

  • 各ポイントの水中マップをクリックすると、別窓で拡大表示されます
ガルメアウス島でランチ
全員がエキジットし終え、ゲロン・アウトサイドを去ったのは12:40頃でした。

約10分の移動で、ランチをとるガルメアウス島という
無人島に到着しました。

ボートを降りる直前に、集合時刻(13:50)を知らされ、
上陸しました。

州が管理する公園で、東屋、テーブル、ベンチ、
トイレが完備されています。
砂はきれいに掃き清められていて、
落ち葉などはまったくありません。

時々、ヤシの実が落ちてくるので、真下にいると危険です。

東屋とテーブルは、まぶしいぐらい真緑にペイントされていました。

ちなみに、トイレは汲み取り式です。
トイレット・ペーパーは便器に捨てず、備え付けの大きな黒いビニール袋に捨てます。

他のダイビング・サービスのボートや、スノーケリング・トリップのボートも来ていて、
かなり賑わっていました。

スタッフがボートから卸した水とお弁当を受け取ると、
空いているテーブルにみんなが自然に集まって食べ始めました。

11月24日から潜り始めている人と、今日(11月25日)からの人が大半のようで、
まだお互いに馴染みがないので最初は堅苦しかったのですが、
食べ終わる頃には仲良くなっていました。

スタッフはゲストに混じらず、ボート上でランチをとっていました。

こういうときすぐに仲良くなれるツールが、ふりかけや漬物です。
海外で潜るときは、自分たちのためというより、コミュニケーション・ツールとして
オトさん達は必ず用意しています。

今回、スタッフに評判がよかったのがわさび漬けでした。
後日スーパーに行ったときに多様な日本食(冷凍)を見たのですが、
手に入らないものもあるそうで、わさび漬けはそのひとつだったようです。

食後はタバコを吸ったり、少しだけ水に浸かったりしてのんびり過ごしました。

お弁当のメニュー:
魚の揚げ物、キュウリのキムチ、ゆで卵、牛肉、ムラサキイモのカップケーキ、白米

いったん帰港、タンクを交換して再出航
予定通り13:50にボートに戻り、店に戻りました。

船着場では犬たちが待ち受けています。
店の看板犬のニンニン(茶、瘠せた中型犬)と
シェル(白、長毛、中型犬、種子島生まれ)です。
食べ残しのお弁当目当てに、
毎日ボートを出迎えているそうです。

今夜日本に帰国する男性1名と、
2本でやめたご夫婦の器材を降ろし、
タンクを交換します。

3本目に行く人たちは、出発までの約30分間、
店の前のベンチで時間を潰していました。

14:35、準備が整い、出発しました。
3本目のコーラル・ガーデンまでは、約10分です。

11/25 3本目(dive#03)コーラル・ガーデン CORAL GARDEN
サンゴが発達した浅いリーフです。
砂地での水深は-12m、サンゴ礁の斜面は
水深-1mほどまで続いています。

透明度は5-6mとあまりよくありませんが、
じっくりマクロを狙うには最適なポイントで、
ギンガハゼキイロサンゴハゼセグメンテッド・ブレニー
クジャクスズメダイクチナガイシヨウジ
ダスニーアネモネフィッシュ
などをゆっくり観察できます。

ボートはブイに係留したままなので、
ぐるっと一周回って元のブイに帰ってくるコース取りです。










(左)ギンガハゼ (中)クロオビアトヒキテンジクダイ (右)アトヒキテンジクダイ

DATA:
潜降開始:15:01、浮上完了:15:53
最大深度:-13m、平均深度:-7m、透明度:5-6m、水温:29℃
天候:くもり、風向:南西、波高:なし、カレント:なし
月齢:15.2(十六夜)(大潮)、満潮:7:55(6.2) 19:14(7.1)、干潮:1:31(-0.2) 13:35(2.7)

11/25-2 1本目(#01)ゲロンインサイド、2本目(#02)ゲロンアウトサイド

  • 各ポイントの水中マップをクリックすると、別窓で拡大表示されます。
  • Google Mapの文字をクリックすると、各ポイントの位置が別窓で表示されます。

11/25 1本目(dive#01) ゲロン・インサイド NGERCHONG INSIDE
Google Map

ゲロン島の東寄り、島とリーフに囲まれた
見るからに穏やかなポイントです。
前日(11/24)フィリピン沖で台風が発生し、
ブルーコーナーなどがある西側の海は
かなりうねりが入っているそうで、
風下にあたる東側のポイントを選んだ
ということです。

ここの名物は斜面一面に広がるコモンシロサンゴの群生。
砂地ではギンガハゼガーデンイールが見られ、
少し浅場の斜面はエダサンゴが見事な風景をつくっている
癒し系のポイントです。

2本あるブイのうち、岸寄りのブイにボートをもやいエントリーしました。
集合した場所の水深は約-12m、ガレ場と砂地の境を進み、
途中大きなエダサンゴの群生を見ながら一周し、
砂場に戻ってからコモンシロサンゴの斜面まで行き、折り返してきました。

終始穏やかなダイビングで、肩慣らしというかチェックダイブのような雰囲気でした。

DATA:
潜降開始:9:36、浮上完了:10:29
最大深度:-17m、平均深度:-10m、透明度:18m、水温:29℃
天候:くもり、風向:南西、波高:なし、カレント:なし
月齢:15.2(十六夜)(大潮)、満潮:7:55(6.2) 19:14(7.1)、干潮:1:31(-0.2) 13:35(2.7)

ボートにエキジットしてからその場にとどまり、50分ほど水面休息をとってから、
次のポイントに移動しました。

11/25 2本目(dive#02) ゲロン・アウトサイド NGERCHONG OUTSIDE

Google Map

ゲロン島の東側に伸びるリーフを
ドリフトするポイントで、外洋に面しているので
ミクロネシアの青い水を満喫できる
ポイントのひとつでした。

ブイからエントリー、ドロップオフに下りてから、
壁を左に見ながら流すのが定番のコースです。




ドロップオフの裂け目のあたりで
グレイリーフシャーク
を見てから、
棚に上がり、しばらく行くと
大きなシャコ貝に出会います。

その先には砂地の水路があり、オオカマス
ギンガメアジの群れが定着しています。
徐々に水深をあげてリーフの中を進んでいくと、
イソバナクダゴンベがついていました。

水深-5mの中層で3分の安全停止をしてから浮上しました。

DATA:
潜降開始:11:28、浮上完了:12:21
最大深度:-23m、平均深度:-14m、透明度:21-24m、水温:29℃
天候:くもり、風向:南西、波高:0.5m、カレント:上げ(穏)
月齢:15.2(十六夜)(大潮)、満潮:7:55(6.2) 19:14(7.1)、干潮:1:31(-0.2) 13:35(2.7)

11/25-1 朝食、送迎、AQUA MAGICの設備とサービス


朝の散歩を兼ねて近所を偵察、朝食をゲット
前の日の朝が早かったのと、1日中移動で疲れていたためか起床は普段より少し遅い7:15でした。

交代でシャワーを浴び、ヒゲをそってから作戦会議です。
前の晩のうちに荷物を解いて出かける支度を済ませていたので、
とりあえず朝食だけが課題でした。
AQUA MAGICの迎えは8:20の予定です。

右も左もわからないので、散歩がてら出たとこ勝負で
開いているレストランか食堂があればそこで食べるし、
スーパーが開いていれば朝食を調達することにしました。

メインストリート沿いに中心部へ向かうと『ASANUMA』
いうスーパーがあったので、
ここでミネラルウォーターとハンバーガーを購入。
ついでに、ダイビングポイントへ向かうボート上で
渇きを癒すためのキャンディーも買って、しめてUS$4.85でした。
時刻は7:45近かったので、そのままホテルに戻ることにしました。

部屋に戻って食事をとり、少し早めにロビーに下りました。
昨晩の電話で、支払いは最終日に精算するし、
食事・飲み物も用意されているので現金を持ち歩く必要はない
と言われていたので、
財布をセーフティ・ボックスに預け外で待っていると、
約束より10分早く、8:10にバンがやってきました。

迎えのバンの道筋
荷物を預けて座席に乗り込むと、男性が1人乗っていました。
パラオホテルに泊まっているそうです。
朝食を買ったスーパー『ASANUMA』の2階でした。

クルマは、続いてホテルウエストプラザデセケルに寄って、
女性を1人乗せました。
ここも1階はスーパーで、2階以上がホテルになっています。

メインストリートに戻ると西に向かい、
橋を渡ってマラカル島に渡ります。
そこからしばらく走ってマラカルビーチサイドホテルの角を
左に曲がると突き当たりは海で、
その脇にAQUA MAGICがありました。
所要時間は15分、時刻は8:25でした。


AQUA MAGICの設備
クルマを降りると、海に向かって右が船着場、
左がAQUA MAGICの建物です。
建物の側面には、金網で囲われ鍵がかかる
ウエットスーツ置き場があります。

手前のドアをはいると、ショップ兼事務所です。

ドアの前には灰皿とベンチが置いてあります。




ベンチの向こうにはシャワーが2基あり、
その先の扉を入ると、トイレとレンタル器材置き場です。










真ん中の扉の向こうには器材の洗い場があり、水槽はウエットスーツとBC、レギュレーター、カメラ、その他の器材に分けられています。









店内に入ると大きなテーブルが2つあり、
10人ほどがゆったりくつろげます。

壁際に、グッズやTシャツがディスプレイされています。

奥にカウンターがあり、その向こうは事務所です。

ドアをはいってすぐのところにウォーター・サーバーがあり、
冷水とコーヒーは飲み放題です。



ダイビングの申し込みと器材のセッティング・保管
最初にショップでCカードを提示し、申請書と免責書に記入します。

次に、用意されていた予約シートを見ながら、日本で申し込んだダイビング内容を確認し、
帰国日までの予定を申告します。
わたしたちは、1日ボートダイビング3本×6日間、最終日はダイビングせず
観光の予定と申告しました。
どこに観光に行くか全然決めていなかったので、滞在中にいろいろ教えてもらうことにしました。

3番目に、コロール州政府のパーミッション(許可証)を購入します。
要するに環境保護税です。支払いは最終日の精算時で大丈夫です。
昼食をとりに無人島(州立公園)に上陸するとき携行していなければなりません。
不携帯だと罰金US$100と器材没収だそうです。
(ただ、滞在中一度もチェックを受けませんでしたが・・・)

ダイビング許可(ロックアイランド周遊)がUS$25、
ジェリーフィッシュ・レイクも含んだ許可証はUS$35で、
それぞれ10日間有効です。
10日以上ダイビングを行なう場合は、買い直さなければなりません。
最初にUS$25を購入して、後からジェリーフィッシュ・レイクにいくことになった場合、
US$35を買い直さなければいけないそうです。
行くかどうかこの時点では未定でしたが、$35のパーミッションを買いました。

ペリリュー州やガラツマオ州も独自にパーミッションを発行しており、
これらの地域でダイビングをする際には、別途それぞれのパーミッションが必要になります。

最後に、見たい生物や行きたいポイントのリクエストを聞かれましたが、
「パラオは初めてなので、お任せします。大物、マクロもどちらも好きです。」
と答えておきました。

これで申し込みは終了。
時計を見ると8:40過ぎでした。

外にでると、メッシュバッグはすでにボートに積まれていて、
BCとレギュレーターをタンクにセットしてくれていました。

ダイビング・ボートとブリーフィング
ボートに乗り込み、器材が揃っているか確認し、
セッティングのチェックが済むと、出航です。
時刻は8:50でした。
ロー・シーズンでゲストが少ないため、
ボートは1艘だけでした。

全長40フィートほどのスピードボートは、
船外機が2機ついています。



ボート内には両舷にベンチがあり、
そこにタンクが固定できるようになっています。

タンクの交換とセッティングはすべてスタッフが
やってくれます。
ウエットスーツ以外の器材はすべてスタッフがボートに
上げ下ろししてくれ、
リンス(水洗い)して倉庫に保管してくれました。

タンクは、アルミニウム10リットルです。

スタッフが持ち込んだクーラー・ボックスには
キャップに番号が書き込まれたペット・ボトルのミネラル・ウォーターが冷やしてあり、
いつでも自由に飲むことができます。
ゲストはその番号で自分のボトルを覚えておきます。

ベンチの下にメッシュ・バッグを置き、自分の荷物は頭上のネットに置いておけるので、
船内はゲストが多くてもすっきりしています。

この日は、ボートオペレーター、ガイド3名、アシスタント1名が同乗し、
ゲストは10名ほど(正確に記憶していません)でした。

ボートが船着場を離れると、ほどなくダイビング・スタイルの説明が始まりました。

午前中に外洋で2本潜り、無人島でお弁当を食べ、
2本しか潜らない人がいれば、いったん港に戻ります。
その後、3本目は近くの内海のポイントに向かいます。

もし、その日のゲスト全員が3本とも外洋ポイントをリクエストしていれば、
港に戻らず、昼食後ふたたび外洋ポイントで潜ります。

ダイビング・ポイントにはブイが打ってあるので、
船尾でブイにもやってから、そのポイントについてのブリーフィングが行われます。
ブリーフィング後、器材を装着し、準備が整ったらグループごとにガイドからエントリーします。

1グループは、ガイド1名に対してゲストは4名までの構成です。
オトさんとアケちゃん(嫁)は、この日ガイドのサトシくんのチームでした。

各自自由に潜降し、水中で集合しながら移動を始める、というスタイルです。

ボトム・タイムは最大45分、浮上前に水深5mで3分間の安全停止を行ない、浮上します。
ボートが来たら、左舷後方のはしごからエキジット、というのがAQUA MAGICのルールです。

ボートはかなりのスピードでロック・アイランドを縫うように走り、
30分ほどでゲロン島に到着しました。

つづく

VIPホテルと島内交通についての情報

日記を書き進める前に、泊まったホテルと島内交通についての情報をまとめておきます。
これからパラオに初めて行ってみようという方のお役に立てば幸いです。

VIPホテルについて
位置
コロール島は、空港のあるバベルダオブ島と、マラカル島に挟まれています。
コロール島を東西に貫き、それぞれの島と橋で結ばれているメインストリート沿いに
街が細長く広がっています。
市街地の西のはずれ近くの一角に国会議事堂、警察、消防署が固まっている広場があり、
その脇にVIPホテルがあります。


付帯施設
建物の一角は『アリラン』という韓国料理のお店です。
建物には他にコンチネンタル航空の事務所と、
日本の海外青年協力隊の事務所、そして美容室
がテナントとして入居しています。








設備
ホテルは、1階がロビー、2階と3階が客室です。

貴重品はフロントにあるセーフティーボックスに預けます。
セーフティーボックスのキーを常に持ち歩いている必要があります。













エレベーターはありません。

各階の廊下にはウォーターサーバーが置かれ、冷水と温水が24時間いつでも飲めます。
サーバーの脇にはインスタント・コーヒー、砂糖、紙コップが用意されています。

客室
わたしたちが泊まった部屋の調度は、
ドアのすぐ脇に大きなクローゼットがあり、
その奥にテーブル、整理ダンス、テレビ台が並び、
プールサイドで使うような丸テーブルのほか椅子が3脚、
奥の壁沿いにクイーンサイズのベッドが2つ並んでいました。
ベッドとベッドの間にはサイドテーブルがあります。
壁に埋め込んだブランケットがベッドサイドランプの代わりです。





家具は寄せ集めで、デザイン・色・素材がバラバラでした。
たぶん、部屋ごとに違うんだと思います。

古いエアコンがバルコニーに面した窓の上に備え付けてあり、天井にはファンがついていました。

小さな冷蔵庫がクローゼットの中にあり、スーパーで買ってきたビールやミネラル・ウォーターを冷やしておけます。

ミニバー、ドライヤーはありませんでした。

大きなクローゼットには、クリーニング店でもらうような針金ハンガーがたくさんかかっていました。

バスルーム
バスルームのドアを開けると正面に洗面台、左隣に便器、突き当りがバスタブです。

バスタオルとハンドタオルが1枚づつ用意されています。

大き目のタオルハンガーが2ヶ所にあり、重宝しました。

小さな固形せっけんとシャンプー(試供品サイズ)が置いてありました。

タオルとシーツは毎日交換してくれました。




バルコニー
わたしたちが旅行社のエアワールドさんにホテルをリクエストしたときに最も重視したのが、バルコニーでした。

開放感が欲しかったのと、最終日に器材をゆっくり干したかったのです。

南国の大雑把な造りではあるけれど、部屋の幅いっぱいの立派なバルコニーがついていたのは予想以上でした。





電気
コンセントは部屋の何箇所かにあり、電圧は110v、コンセントの形状もAタイプで日本と同じです。

空港から送迎バスの中で、瞬断や停電が多く電圧も不安定で、数日前も嵐のときに1時間ほど停電したと聞かされていましたが、滞在中不便を感じることはありませんでした。
ただ、ノートPCなどを使う際は、変圧器を持参したほうがよさそうです。

テレビ
部屋には小さなテレビがあり、無料で見られます。
ケーブルTVのようで、アメリカの番組中心ですが、地元チャンネルやNHK(日本語)も見ることができます。

電話
部屋についている電話でフロント、客室間、外線につながります。
島内は通話無料でした。(ホテルによっては回線使用料をとるところもあるようです)

総評
建物も調度も古いけれど不潔な感じはなく、部屋は充分な広さで天井も高く、圧迫感も感じません。

必要なものは最低限そろっているけれど、余計なものは一切ない、
素っ気ない洋風民宿といった雰囲気です。
ホテルの名称も、正式には『VIP GUEST HOUSE』ですから、
ホテルというと語弊があるかもしれません。
ただ、市街地のホテルは、一部の高級ホテルを除けばみなこんな感じだそうです。

島内交通
シャトルバス
NECO社(無料)とBBI社(1週間乗り放題US$7、チケットは車内で購入)が夕方から夜まで運航。
わたしたちは歩いていける範囲にたいていのものが揃っていたので使いませんでしたが、
各ホテルや大きなスーパーの前などを巡回しています。

タクシー
メインストリートのスーパー前などで客待ちをしていますが、流しているタクシーはいません。
利用する場合は迎車が基本のようです(迎車料無料)。
メーターがついていないので、事前交渉が必要です。
市街地内の短距離ならUS$3、中距離でUS$5程度、空港までだとUS$25が相場のようです。

レストランの送迎サービス
電話で予約すると、ホテルまで送迎してくれる店がけっこうあります。
最終日に利用した『アイランド焼肉』は日本語で対応してくれました。

バスに乗る前にもらったインパックツアーズの小冊子内のレストランの広告に、
送迎の有無が載っていたので役立ちました。